布団(ふとん)のダニ退治
布団(ふとん)・寝具につくダニ
布団や寝具類にはたくさんダニがいますが、中でもチリダニが最も多く80%以上を占めています。これはエサとなるフケやアカが豊富にあるためです。チリダニはフケやアカのたまりやすい頭部や足元に生息しています。
寝汗や湿気でカビが発生している場合にはカビに繁殖するホコリダニが生息していることがあります。特に押入れにしまってあった布団にはカビが発生しやすく、これを好むホコリダニが繁殖しやすいのです。
また畳や床に直接布団を敷いている場合には畳や床に潜んでいるダニが布団にのぼってくることがあります。特にツメダニは高温多湿になる夏場にふとんにあがってきて、人間が刺され被害を受けることが多いようです。
このようにふとんや寝具類にはいろいろなダニが生息しており、アレルギー体質の小児がいる家庭ではダニアレルギーの被害を受けないよう、日ごろから注意しておく必要があります。
布団のダニ退治@(乾燥)

布団のダニ退治方法の代表として乾燥があります。布団の乾燥は湿気や含水量を低下させ、ダニ繁殖を防止するのに有効です。
布団の乾燥には天日干しと加熱乾燥がありますが、こまめに布団の天日干しをすることはダニ退治として効果があり1日数時間の天日干しでも表面のダニを半減させることができます。
また布団の加熱乾燥では業務用のふとんを丸ごと高温加熱乾燥するものが効果が高く、業者に頼めば移動式の乾燥車がやってきて処理してくれます。通常、約90℃で1時間ほど乾燥させるとふとんのダニ類はほとんど死滅させることができます。
布団の天日干しでも高温加熱乾燥でも注意したいのがダニの死骸や糞です。これらはアレルギー活性の高いものもありますので油断は禁物です。せっかくダニを死滅できてもこれらがふとん表面に残っていてはアレルギーの被害は減りません。布団乾燥のあとはしっかりと布団を叩いたり、掃除機をかけるなどしてダニの死骸や糞などを除去するようにしましょう。
ただしっかり掃除機をかけても内部のダニの死骸や糞を完全に除去することができないのが現状です。
布団のダニ退治A(丸洗い)

布団の丸洗いはダニを退治し、予防する上で非常に効果が高く、布団内部のダニや糞まで8割程度は除去できるとされています。布団の丸洗いは通常、業者に依頼するもので、多少費用もかかります。その工程としては以下のようなものが一般的です。
@洗剤入りの温水をふとんにしみこませる
A表面・中綿の汚れと洗剤を大量の水で洗い流す
B再度、大量の水ですすぐ
C脱水機にかけ水分を切る
D高温加熱乾燥(約90℃×1時間)
E大型ドラムで回転、ふとんの中綿のほこりやダニの死骸を落とす
このような布団の丸洗いではほとんどのダニを死滅させることができまた、表面や中綿に残るダニの死骸や糞も8割程度は除去できるとされます。
防ダニ布団(ふとん)について
防ダニ布団には薬剤を中綿に吹き付けたり、マイクロカプセルに薬剤を入れて縫い付けた薬剤タイプと高密度繊維を用いてダニ類が侵入するのを防ぐタイプがあります。またこの両方を取り入れたものも販売されています。
薬剤を使用した防ダニ布団でふとん生地に薬剤を使用しているものはありませんが揮発性の殺虫剤などを中綿に吹き付けたものもあり安全性に欠けるものがあります。
また防ダニ加工をした中綿を使用していても布団生地の布目が大きすぎてダニ等が容易に内部に侵入し、防ダニ効果の得られていないものもあります。
数ある防ダニ布団の中で最も防ダニ効果の高いふとんとしてはやはり、中綿に薬剤を吹きつけてあり、かつ布団生地が高密度繊維で作られているものと考えられ、布団中に発生するダニやその糞、死骸などの増加を抑制する効果が確認されています。
羽毛布団のダニ
水鳥の羽毛を中に詰め込んだ羽毛布団は製造時に鳥に寄生しているダニは洗浄・除去されるようです。ただし羽毛にはチャタテムシや微少な昆虫が集まりやすく、これらを捕食するためにツメダニなどが寄ってきて刺されるケースがあるようです。
羽毛布団のダニを退治する方法として布団乾燥機を利用する方法があります。布団乾燥機で50℃以上、30分程度加熱乾燥すると、エサとなるチャタテムシなどの昆虫類を減らすことが出来、ダニも駆除することができます。また日ごろから天日干しにすることも効果的な方法です。