アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎の症状

鼻炎の症状

アレルギー性鼻炎ダニが影響して発生するアレルギー性疾患の一つで、その症状としてはくしゃみ、鼻水、鼻づまりが鼻炎の3大症状です。

しかし長引き悪化してくると味覚や臭覚が低下、集中力が散漫になる、眠れない、副鼻腔炎や中耳炎になるというように生活に支障をきたし始めます。したがって症状がひどくなる前に治療を始めることが大切です。

アレルギー性鼻炎の原因

アレルギー性鼻炎ダニ、カビ、室内塵、ほこり、花粉などを鼻から吸入し、これらが抗原(アレルゲン)となり鼻の粘膜でアレルギー反応が起こるのが原因です。

普段から吸い込んでいるダニ、カビ、花粉などの抗原(アレルゲン)に対し鼻の粘膜では、徐々に抗体が生成されます。さらに抗原を吸い込み続けると抗原と抗体が結びつき鼻の粘膜の肥満細胞中のヒスタミンという刺激物質が発生します。ヒスタミンは神経や血管を刺激し、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状を引き起こします。これがアレルギー性鼻炎が発生する原因です。

鼻炎の原因

また抗原の種類と症状が出る時期により通年性アレルギー性鼻炎季節性アレルギー性鼻炎という2つのパターンがあります。花粉を抗原としてアレルギー反応が出る場合を季節性といい、特に花粉症と呼ばれています。ダニやカビを抗原とする場合はあまり季節に関係なく発生するので通年性と呼ばれます。

アレルギー性鼻炎の治療

アレルギー性鼻炎の治療方法としては次に上げる4つの方法が考えられます。ただし薬物を使用する場合は専門医に相談の上、治療を進めるようにしましょう。

@予防的治療
これは治療方法というより予防といった方がいいでしょう。当然ながらアレルギー性鼻炎は抗原の吸入がなければ発生しません。抗原となるダニ、カビ、ほこりなどを吸い込まないように室内の清掃を徹底するとか、ダニの繁殖しやすいカーペット、ソファー、ぬいぐるみなどをなるべく清潔に保ち、できるなら取り除くのがいいでしょう。また空気清浄機などを使って部屋の空気をきれいにするのも方法の一つです。

また花粉が原因の場合は花粉が多く飛散する季節は外出を控えるか、外出時にマスクやめがねで花粉を吸入しないようにし、帰宅時には花粉を振り払ってから入室するのが懸命です。帰宅後は必ずうがい、洗眼を実行することでかなり症状は改善されると思います。

A薬物による治療
鼻炎に有効な治療薬としては抗ヒスタミン薬抗アレルギー薬ステロイド点鼻薬などがあります。ただしいづれも対症療法であり恒久的な治療ではありません。

鼻炎の治療

抗ヒスタミン薬は速攻性があるのが特徴で、くしゃみ、鼻水に効果的です。ただし副作用があり眠気が発生することが多く、服用後の車の運転は危険です。

抗アレルギー薬は比較的遅効性で、くしゃみ、鼻水以外に鼻づまりにも効果的です。また副作用もあまり無いのが特徴です。

ステロイド点鼻薬は効果が現れるのが比較的早く、抗アレルギー薬と同様に鼻づまりにも効果があり、副作用はほとんどありません。

B抗原特異的減感作療法(特異的免疫療法)
減感作療法・免疫療法
アレルギーの原因となっている抗原を見つけ出し、その抗原を少しづつ皮下注射し、徐々にその量を増やしていきます。つまりアレルギー反応を起こす抗原に対する耐性を高めていこうとする治療です。

この治療の問題点は年単位の長期的な通院が必要であり、必ず誰にでも効果が出るというものではありません。長期の治療の結果、あまり効果が出なかったということもあるのです。ごく稀に呼吸困難や血圧低下、脈拍低下などの副作用が現れることがあり注意が必要です。

しかしながらこの治療方法は対症療法ではなく、アレルギー性鼻炎の治癒が期待できる唯一の方法です。

C手術による治療
手術による治療は薬物治療などで鼻づまりの改善が認められない場合に実施します。鼻の粘膜の腫張がひどい場合にも適用されています。基本的にはアレルギー反応を起こす、鼻の粘膜を切除したり、粘膜を変性させるための手術です。

手術による治療

手術の種類として以下のような方法があります。
 ・粘膜を切除する手術
 ・電気で粘膜を灼いて手術
 ・レーザーで粘膜を灼く手術
 ・薬剤で粘膜を変性させる手術
 ・粘膜を凍結させて変性させる手術

 

さまざまな手術がありますが現在は炭酸ガスレーザーを用いて鼻の粘膜表面のみを灼く手術が主流で外来での手術で治療できることも特徴です。