ダニアレルギーの治療(検査と体質改善)

アレルギーの検査

アレルギーの治療をするためにはまず、原因となる抗原(アレルゲン)を特定する必要があります。

アレルギーの抗原(アレルゲン)を特定する方法として原因アレルゲン検出法(RAST)皮膚反応テストがあります。また皮膚反応テストにはスクラッチテストと皮内テストの2種類が代表的です。

スクラッチテスト
抗原(アレルゲン)をつけた針先で腕の内側に引っかき傷を数箇所につけた後、かゆみや赤い斑点があるか、浮腫・腫れなどの状態はどうかなどで抗原(アレルゲン)を特定

アレルゲン・抗原の検査

皮内テスト
腕の内側に抗原(アレルゲン)液を注射したのち、発生する赤い腫れの直径を測り反応を調べる。即時型は15分程度、遅延型は数日で反応が現れる。

以上のような方法により抗原(アレルゲン)を特定し、予防・対策を開始します。

ダニアレルギーの予防的対策

上記のような方法で抗原(アレルゲン)が特定できれば、できるだけ抗原(アレルゲン)を回避するような予防的対策が重要です。基本的にアレルギーは抗原(アレルゲン)が無ければ発生しません。

ダニ・カビ類が原因となるアレルギーの予防としては繁殖させないためには以下のような環境作りが大切です。
@ほこり、ハウスダストの溜まりやすいソファー、クッション、ぬいぐるみなどは排除する。
A畳、カーペット、布団は定期的に天日干しにする。
B室内の清掃を徹底する。
C除湿機を使い、室内の湿度を高くさせない。
D空気清浄機を利用し、ほこり、ハウスダスト、ダニ、カビ類を排除

体質改善治療

アレルギーの治療するためには体質を改善し、ダニ・カビなどに対する耐性をつけていく必要があります。体質改善の方法として減感差療法があります。

減感差療法は抗原エキスを薄めたものを皮下注射で体内に入れ、少しずつならしていく治療方法です。薄い溶液で耐性がついてきたら徐々に抗原エキスの濃度を濃くしていき、より強い耐性を獲得していきます。

ダニアレルギーの治療

減感差療法は徐々に体質を改善していこうとするものですが治療が完了するまでにはたいへん時間がかかり、また続けていくための根気も必要です。人によっては全然、体質改善がされず治療効果が出ない場合もあり、そのことを理解したうえで気長に取り組みましょう。

薬物治療(対症療法)

体質改善とは反対に即効性を期待する対症療法として主に薬物治療があります。その症状により使用する薬剤は異なりますが、気管支拡張剤、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤、ステロイド剤などがありますが、副作用を持つものも少なくないので、使用に関しては十分に専門医と相談して治療を進めていく必要があります。