ツメダニ
ツメダニの特徴

家屋内で発生するツメダニはコナダニ類やチリダニ類より大きく、背面に2枚の背板があり、また触肢の先端に大きな爪をもっていることからツメダニと呼ばれるようになりました。色は薄いオレンジ色で胴体に横溝があるのが特徴です。
ツメダニは動きが俊敏で前にも後ろにも素早く動くことができます。ツメダニは捕食性のダニでコナダニ類、チリダニ類、ニクダニ類やノミの幼虫などを捕らえて食べ、エサが不足してくると共食いもします。
人を刺すダニはいろいろいますが、ツメダニはその代表ともいえるダニでミナミツメダニとクワガタツメダニが知られています。いづれも高温多湿となる夏場に活発になり異常発生する時期になります。ツメダニが人を刺す被害が増えるのもこの時期です。
ツメダニの症状(痒み)

ツメダニに刺されるとかゆみが強く、皮膚炎を起こすこともあります。血液は吸いませんが体液を吸い、刺されると赤いブツブツ(丘疹)がかゆみとともに発生し、1週間ほど持続します。
かゆみは短く鋭い針状の口器を皮膚に刺す時、唾液腺の分泌物質が原因と考えられ、また皮膚炎などのアレルギーを引き起こすアレルゲンとも考えられます。ツメダニのアレルギーは刺されてすぐに現れない遅延型で数時間して症状が現れます。
ツメダニの生息場所
ツメダニの好む場所も他のダニと同様に高温多湿なところで一戸建ての住宅より、マンションなどの高気密住宅で多く発見されます。畳、カーペット、布団などのほかに家具の裏面など結露しやすい場所、さらには寒い北側の部屋よりも温かい南側の部屋に繁殖しやすいです。
ツメダニの駆除
発生しているツメダニの駆除する方法としてはエサとなるものを排除する、生息できない環境にすることが大切です。その駆除方法を以下に示しますので参考として下さい。
@清掃の徹底
当たり前のことのようですが、気づかないところで室内塵がたまり、チリダニ、コナダニが発生しそれを捕食するツメダニが発生しているのかもしれません。エサとなる室内塵やコナダニ等やカビを発生させないことでツメダニのエサをたち、駆除するのが基本的な方法です。ただ即効性はあまり期待できないので以降の方法と併用するといいでしょう。
A天日干し乾燥
気温30℃以上の晴天日に対象とするカーペットや畳、クッション、布団を地面に広げて半日以上乾燥させると、その加熱乾燥効果でツメダニを駆除できます。また畳乾燥車に依頼して加熱乾燥を行う方法もあります。1〜2時間と短い時間で完了しますが、費用もかかります。
B殺虫剤の使用
フェトロチオンなどの有機りん系の殺虫剤を畳やカーペットなどに対し噴射して駆除する方法ですが対象物が塊や厚さのある場合、殺虫剤が行きわたらない可能性があるため別の方法との併用が良いかもしれません。
C防虫紙の使用
防虫紙の薬剤がついた面を下にして畳やカーペットの上に敷き詰めていき端をガムテープなどで張り合わせ、ダニが表面に出てきたら薬剤の効果で駆除する方法です。応急処置としはいいですが、根本的には@、Aの方法で駆除するのがいいでしょう。